【ロシニョール (ROSSIGNOL)2024-2025モデルスキー板】ロシニョールの2025年モデルスキー板より基礎スキー向け、オールラウンドモデルを紹介

ロシニョールの基礎、デモモデルのトップ機種。SUER VIRAGE Ⅷ LIMITED(スーパーヴィラージュエイトリミテッド)はSUER VIRAGE Ⅷ TECHにR22レーシングプレートが装着されている。芯材はポプラとビーチのハイブリッドとなり板のしなやかさと軽量化を実現している。123mmの幅広なトップが雪面に吸い付くようなターン始動を実現している。他ブランドのレーシングプレートが装着されたトップモデルは扱いが難しい板が多い中、このスキー板に関してはたわみが作り出しやすく、オートマティックにショートターンを楽しむことが出来る。エッジグリップや板の走りも良く、ダイナミックなスキー演技を支えてくれる板であり、プライズテストを目指すスキーヤーに適した機種と言える。

SUER VIRAGE Ⅷ TECHは上位モデルであるSUER VIRAGE Ⅷ LTDと板自体は同じだが、セパレートタイプのプレートが装着されることにより、より柔らかなフレックスと、軽量化が実現されている。スキー板のたわみみも出し易いため、小回りから大回りまでターン弧の調整もし易い。板からのレスポンスが強すぎになることも少なく、一定のエッジグリップを保ったまま、スムーズなターンを自然に繰り返すことができる印象を持つ板。1級を目指すスキーヤーにおすすめという声が多い。SUPER VILLAGE Ⅷには全機種LCTテクノロジーが搭載されている。これは一本のスキー板の中であっても左右を分けて構成させることにより、スキー板のトーション(ねじれ）をよりしなやかなものにさせるというもの。これにより素早いグリップ操作とスムーズな切り替え操作を実現している。

HEROマスターシリーズは純競技用のHEROアスリートシリーズとSUPER VIRRAGE/HEROエリートシリーズの間に位置づけられるモデル。基礎スキーという観点では、技術戦レベルのエキスパートスキーヤーが使用する板。実際に技術戦ではSUPER VIRRAGEよりHEROマスターを使用する選手が多い。ロングターンのLTとショートターンのSTに分けられている。STのサイドカーブは純競技用アスリート FIS SLとほぼ同じ（SUPER VIRRAGEのトップは123mmとよりワイド）。プレートにはレーシングプレートが装着さている。エッジがしっかりと雪面に食い込み、落差のある、縦に深いターン弧を描くようなターンが出来る。容易な板ではなく滑り手を選ぶ板と言える。