白馬岩岳スノーフィールドは、長野県白馬村、八方尾根スキー場の北側に位置するスキー場です。白馬岩岳は白馬エリアで唯一の独立峰で、白馬エリアの中でも眺望が一番美しいスキー場と言われています。天気の良い日の山頂付近からの壮大な山岳景色は一見の価値ありです。
白馬岩岳は大きく分けて山頂エリアの「マウンテンエリア」と、山麓エリアの「ビレッジエリア」の2エリアで構成されており、全部で26個のコースがあります。ロングクルージングを楽しめるコースは多くありませんが、山頂エリアを中心に、質の高い1000mクラスのコースが多く揃っており、いろいろなコースを楽しめることが岩岳の魅力です。沢などの地形を活かしたコースも多く、壁遊びやジャンプを交えた滑走も楽しめます。岩岳のもう一つ魅力は山頂エリアに初級者でも楽しく滑れることの出来るコースが充実していることです。初級者でもスキー場上部の美しい景色や雰囲気、雪を楽しめるのです。下山の際はゴンドラの下り乗車も出来るので更に安心です。
白馬岩岳では近年非圧雪パウダーを楽しめるコースも拡充され、全7コースのオフピステコース、ツリーランコースが用意されています。山頂エリアには白馬三山の雄大な山景色を見ながら、飲み物や軽食が楽しめる「Hakuba Mountain Harbor」もあり、スキーを滑るだけでなく、充実したスキーリゾート体験を味合わせてくれるのも白馬岩岳の魅力です。
コース数 | 26 |
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総面積 | 120ha |
最長滑走距離 | 3,300m |
標高 | 1,289-750m |
営業期間 | 12/13~3/29(2018-19) |
初級 30% |
中級 50% |
上級 20% |
非圧雪 20% |
圧雪 80% |
12 | |||
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0 | 1 | 1 | |
Others | |||
1 | 8 | 1 | 0 |
白馬岩岳にはツリーランエリアを含めて7つのパウダーコース(非圧雪エリア)が用意されています。7つの非圧雪エリアは山頂エリアである「マウンテンエリア」にあります。その中で人気のコースを紹介します。
(左)(右下)地形変化が豊かなVIEW Aコース (右下)急斜面非圧雪コースのVIEW Bコース
岩岳バックボウルと名付けられているスキー場裏側となる西側斜面にあります。View Aは右に左に蛇行する斜面で、斜度変化も豊富です。自然のハーフパイプの様な形状のところもありエアを混ぜながらののパウダーランを楽しめます。View-Bではパウダーを高速で滑走するのに十分なスピードを得られる斜度があり、スプレーを舞い上げながらパウダーランを満喫できるコースです。
本格的なツリーランが楽しめるツリーランコースです。木が適度に間伐されており、滑走しやすくなっています。このコースは天候や雪の状態によりパトロールの判断でクローズされることもあります。
(左)(右下)HIKAGEコース (右下)FIVE SIDE
北向きの斜面であり、雪質が良いことで知られるコース。山頂付近の「マウンテンエリア」にありますが、多少見つけにくいこともあり、穴場と言えるコースです。
5番サウスリフトの横を通るコースであることからFIVESIDEと名付けられているツリーランコース。斜度も急ではない区、中級者でも十分に楽しむことの出来るパウダーゾーン、リフト乗車の人がギャラリーになるのでテンションも上がります
(左)サウスゲレンデ (右)イーストゲレンデ
岩岳の最大の魅力はスキー場上部(マウンテンサイド)の多彩なコースです。特にゴンドラ頂上駅下車後すぐのサウスゲレンデ(全長820m、最大23度、平均10度)はゲレンデ幅も広く斜度も適度であり初級者でも安心して滑ることが出来ます。白馬エリアで山頂に一定規模の緩斜面をもつスキー場は五竜と岩岳の2つのみです。五竜の山頂部の緩斜面はパノラマコースですが、それと比較しても広さ、滑り易さ、そして眺望の観点から岩岳のサウスゲレンデに軍配が上がります。同じくマウンテンサイドにある(スキー場上部)イーストゲレンデ(全長700m、最大17度、平均11度)も快適で滑りやすいコースです。
(左)VIEW Cコース(右)HAKUBA MOUNTAIN HARBOR
スキー場裏側の西側は岩岳バックボウルと言われるエリアで、美しい眺望を楽しみながら滑ることが出来ます。VIEW-Cコース(全長1100m、最大29度、平均13度)は初級者向けですので、初級者でも安心して美しい北アルプスの景色を見ながら滑ることが出来ます。バックボウルの最上部には「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」というテラスカフェがありがあり、テラスから美しい景色を楽しみながら飲み物をや軽食を楽しむことが出来ます。
(左)ビッグバーン (右下)アップコース(右下)サニーバレーコース
ゲレンデ下部は「ビレッジサイド」と呼ばれるエリアです。スキー大会に使用される、一定の斜度と広さを持ったゲレンデが広がっています。ゲレンデ上部に比べて難易度が高いコースが多いです。正面ゲレンデには様々なレベルのコースがあります。初級コースはビッグバーン(全440m、最大22度、平均16度)、中級コースはアップバーン(全長390m、最大15度、平均24度)、上級コースはかもしかレーシングコース(全長870m、最大30度、平均18度)です。山頂部から下山する際の一番難易度の低いルートはは下山コースとサニーバレーコースの組み合わせになります。一部中級コースも含むため、自信のない初級者はゴンドラリフトでマウンテンエリアからスキー場ベースに下山することをお勧めします。
券種 | 大人 | シニア | 6~12歳 | 5才以下 |
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一日券 | 4,600円 | 4,100円 | 2,800円 | 無料 |
半日券 | 3,600円 | 2,900円 | 2,200円 | 無料 |
0261-72-2474
〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城12056
東京からは北陸新幹線で東京から長野駅へ約80分、長野駅からバス(ALPICO BUS)に乗り「白馬岩岳マウンテンリゾート」停留所まで約80分、乗換等を含めて約3時間です。新宿から白馬エリアに直行する高速バスは「岩岳マウンテンリゾート」停留所にも停車します(約5時間20分)。バスの停留所がある為東京から白馬岩岳への移動は白馬エリアの中でも便利なスキー場と言えます。成田、羽田空港からの白馬エリア直行バス(ALPICOバス)は白馬岩岳には停車しない為、白馬八方バスターミナルから、白馬エリア内シャトルバスに乗り換えて移動する必要があります。
岩岳付近には「切久保」と「新田」の2つの宿泊エリアがあり、合わせて約60軒の宿があります。岩岳から比較的近く徒歩でスキー場まで移動できます。2つのエリアとも静かなエリアで民宿が多いです。白馬エリア内のスキー場、主要宿泊エリア(八方尾根付近、エコーランド、栂池高原等)を巡回するシャトルバスも岩岳に停車しますので、白馬エリアの他のスキー場付近に宿泊しても問題ありません。