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斑尾エリア(長野県) | 斑尾高原スキー場

斑尾高原スキー場

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斑尾高原スキー場は長野県北部の飯山市の山間部に位置するスキー場です。豪雪地帯として知られる新潟県妙高高原と長野県野沢温泉との中間に位置しており、スキー場の標高も1350mから910mと比較的高い位置にあることから豊富で上質なパウダースノーを楽しめることで知られています。

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斑尾高原スキー場は総面積 75ha、31のコースと、13本のリフトを持ち、日本の中では中・大規模スキー場に分類されます。全体的に中級者、上級者向けのコースが充実したスキー場です。初級者向けコースは多いとは言えませんが、その分キッズパークや、初心者専用の練習コース等が充実しています。宿泊施設も充実していることから滞在型のリゾートして高い人気を得ています。

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斑尾高原スキー場は近年ツリーランコースを拡充しており、2019-20シーズンは合計11のツリーランコースをオープンさせています。ツリーランコースの数としては日本一です。ツリーランコースは単に自己責任エリアとしてコース外滑走を開放しているのではなく、木の間隔や出入り口がしっかりと整備されていて、スキーヤーが安全に楽しむことが出来る工夫がなされている点は高い評価を得ています。近年この魅力的なツリーランコースが多くのスキーヤーを魅了し、年々外国人スキーヤー間での人気も高まっています。

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斑尾高原スキー場は豊富で上質であることから「Japow」の中でも格別のパウダースノーとして「Madapow」とも呼ばれています。白馬や野沢に比べてパウダー競争率はまだまだ低いので、フレッシュパウダーを楽しめる確率は高いと言えます。一方で年々人気の高まりととともに競争率が上がっていることは否定できません。

斑尾高原スキー場は隣接するタングラムスキーサーカスとコースで接続されています。別の会社によって運営されていますが、共通リフト券を購入することで、2つのスキー場を合わせて楽しむことが出来ます。タングラムスキー場は特に初級者コースが充実したファミリースキーヤーに人気の高いスキー場です。斑尾高原スキー場はアクセスも良く、北陸新幹線飯山駅からバスで30分です。東京駅から北陸新幹線で東京駅から飯山駅まで最短で約1時間40分であり、乗り換えも含めて2時間半から3時間でアクセスすることが出来ます。また野沢温泉と妙高高原の中間地点に位置することから、斑尾高原を起点に異なるエリアを楽しむということも可能です。

コース比率

初級
30%
中級
40%
上級
30%
非圧雪
40%
圧雪
60%

コース基本情報

コース数 32
総面積 75ha
最長滑走距離 2,500m
標高 1,350-910m
営業期間 12/14~3/31(2018-19)

リフト数

13 ropewaygondralift_4
0 0 2
lift_3lift_2lift_1Others
4 4 1 2

高評価ポイント

  • ツリーランコースが充実しており、そのコース数は日本一。降雪後は最高のパウダーランを楽しめる。
  • 標高が高いため、雪質が良く雪も豊富でディープパウダーを楽しめる日が多い。
  • スキー場直結のリゾートホテルがあり便利(斑尾高原ホテル、モンエール斑尾)
  • 小学生未満(未就学児)のリフト料金が無料。
  • 斑尾高原のみのエリアパスは、購入後でもタングラムとの共通券に変更可能。親切。
  • 山頂からの景色が素晴らしい。野尻湖と妙高方面の景色がとても綺麗、日本海が見える時もある。
  • 東京からであれば長野新幹線とバスを利用し最短2時間半程度でアクセスできる。
  • 妙高高原(新潟)と野沢温泉の中間地点に位置する為、斑尾に滞在し他のスキー場を楽しむことも出来る。どちらも車で1時間程度の距離。

残念なポイント

  • 中・上級者コースが多く初級コースは多くない。初級者の練習に適した幅広の緩斜面があるが、距離は長くなく同じコースを繰り返す必要がある。
  • 山頂付近に向かう場合や、人気のツリーランコースを滑る場合、数本のリフトを乗り継ぐ必要がある。
  • ロングクルージングを楽しめるコースが少ない。
  • インターからは近いが、厳しい山道であり、自動車の場合はチェーンもしくは4WDが必要となる。

斑尾高原スキー場でのパウダー、ツリーラン攻略法

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現在には斑尾高原スキー場には11のツリーランコースコースがあり、ツリーランコース数では日本一のスキー場です。また、それぞれのコースが特徴を持っています。、例として、ロングなツリーランを楽しめるパウダーウェーブ2、沢地形が天然のハーフパイプになっているSAWAや、高さ7mのジャンプ台が設置されているNINJYA等が挙げられます。斑尾高原の雪質は「Japow」の中でも「Madapow」と呼ばれるくらい量も、質も高く、そのMadapowを存分に楽しむのに最適な場所が11か所のツリーランコースと言えるでしょう。以下にお勧めのツリーランコースと攻略法を紹介します。

リバーライン(全長:700m、最大斜度:37°)

river_line

斑尾高原のメインゲレンデであるジャイアントコースにかかるスーパークワッドリフトを降りてすぐ左側にあるツリーランコースです。スキー場営業開始の8:30と同時に運行を開始する高速リフトを活用できる為、朝一番に滑りたいコースです。出だしは急斜面で、すり鉢の谷底に落ちていくような形状のコースです。アクセスが良く目立つ場所にあるので、早い時間にフレッシュパウダーは無くなってしまいます。その観点からも降雪後の朝一番はリフトに並んででもこのコースを滑ることをお勧めします。

パウダーウェーブ2(全長:1500m、最大斜度:35°)

powder_wave2

斑尾高原で一番おすすめのツリーランコースはパウダーウェーブ2です。全長1500mのロングなツリーランを楽しむことができます(日本のスキー場では、1km以上のツリーランコースは希少です)。パウダーウェーブ2はスキーヤーが快適いに渇押送できるよう、木々が適度に間伐されています。オープンなスペースもいくつかありますので大きめのターン弧を描くダイナミックなパウダーランも可能です。スキー場山頂にアクセスするNo13リフトに乗車し、アドベンチャーアイルという非常に細い連絡路(コースではない)を通りパウダーウェーブの入り口にたどり着けます。想像以上に細いので注意が必要です。第13リフトは基本的にスキー場の営業開始より45分遅い9:15分となっていますので、先に上記のリバーラインコース等を1本楽しんでから9:15分の運行開始を待つことをお勧めします。

SAWA(全長:1000m、最大斜度:28°)/SAWA2(全長:500m、最大斜度:27°)

sawa

名前とおり沢地形を利用したコースで、ハーフパイプのような形状になっているため、上下左右自由に滑ることができます。ボトムを滑るのもいいし、左右の壁をうまく使った滑りやジャンプを楽しむのもお勧めです。SAWAとSAWAⅡの2コースがありSAWAは約1kmのロングライドが楽しめるコースでもあります。

Ninja(全長:450m、最大斜度:31°)

Ninjya

NINJAコースも沢の自然のハーフパイプ形状を楽しめるコースであり、忍者のようにコース内でジャンプを楽しむことが出来ます。コース内には高さ7m(降雪時4-5m)のラダージャンプ台が設置されていますので勇気のある方はトライしてください。

ファミリーアドベンチャー(Kamoshika、Bear等)

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「家族や友達と、安全にツリーランデビューがしたい!」、「子供にパウダーランの楽しさを教えたい!」という声にこたえて誕生したのが「ファミリーアドベンチャー」です。どのコースともゲレンデ中間部より下に位置しているのでアクセスしやすく、コース出口はゲレンデに面しているので、安全にツリーランを楽しむことが出来ます。もちろん自己責任エリアのツリーランコースですので一定の技術派必要になりますが、小学生以上の中級レベル以上であれば滑れると言えます。ラビットコース・カモシカコース・ベアーコースの3つがあります。初めてツリーランコースを滑るという練習にも良いでしょう。

斑尾高原スキー場のおすすめロングクルージングコース

ジャイアントコース(全長2,000m、最大31°)

Giant

スーパークワッド沿いの全長2000mのジャイアントコースは斑尾高原スキー場のメインコースと言えるでしょう。スタートは不整地のコブ斜面が続きますが、中盤以降は幅広のグルーミングバーンになり快適なロングターンを楽しむことが出来ます。上部のコブ斜面もコブ斜面の中では斜度が緩く、コブ自体もそれ程大きくないので中級者のコブ練習に丁度良い斜面とも言えます。No2クワッドリフトを利用すれば、このコースのグルーミングされた快適な部分のみを楽しむことが出来ます。

チャンピオンコース(全長1,600m、最大30°)

champion

スーパークワッドリフトを活用して効率よく滑ることの出来る、人気の中級者向けコースです。ワイドな斜面で見通しも良く、圧雪もしっかりとされているため、カービングターンで大きな弧を描いて爽快に滑ることが出来ます。カービング派のスキーヤーにはこのコースが一番のお奨めです。

斑尾高原スキー場のファミリースキー、子供向け関連情報

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キッズパークはスキー場入口付近、斑尾高原ホテル前にあり、ホテルやレストランが近くで便利です。キッズパークではキッズはもちろん、大人でもソリ等を楽しめます。動く歩道「スノーエスカレーター」ももちろん設置されています。キッズルームの入場料は500円/1日です。屋内の無料のキッズルームもありますので天候が悪いときや、寒いときは屋内で遊ぶことも出来ます。

斑尾高原スキー場の絶景スポット

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斑尾高原スキー場の山頂からは美しいパノラマビューを楽しむことが出来ます。雄大な山々の景色だけでなく、眼下には野尻湖を見ることが出来ます。美しい雲海を見れることもあります。山頂からは初級者向けの迂回路はないので注意が必要です。

斑尾高原スキー場へのアクセス

東京からであれば新幹線とバスの組み合わせが一般的です。東京駅から北陸新幹線で東京駅から飯山駅まで最短で約1時間40分。運賃は指定席で円です。その後斑尾高原行きの直行バスに乗車し約30分です(運賃片道500円)。新幹線からバスへの乗換え等を含めて、約2時間30分です。バスは長電バスの運行で運賃は700円~1000円で、冬季は基本的に7往復の運航です。また、野沢温泉と斑尾を結ぶバスも運行されています(一日2往復)。自家用車の場合は豊田飯山ICが最寄となります。山道が続きますのでチェーン装着(もしくはスタッドレスタイヤを装着した4WD)が必須と言えます。

斑尾高原スキー場付近の宿泊情報

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(左上、左下)斑尾高原ホテル(右上)斑尾高原ホテル温泉露天風呂(右下)モンエール斑尾

斑尾エリアにはスキー場直結の大型ホテルから小規模のペンションまで幅広い選択肢があります。斑尾高原スキー場には斑尾高原ホテル、モンエール斑尾、といったスキー場直結の大規模なホテルがあります。これらのホテルではスキーインスキーアウトの優雅な滞在を楽しめるだけなく、温泉を楽しむことが出来ます。また、スキー場近隣には約30軒のペンションもあり、好みと予算に応じて選択することが出来ます。多くのペンションがゲレンデから徒歩0~5分の徒歩圏内でありとても便利です。宿泊エリアには夕食やお酒を楽しめるような飲食店は現時点ではほとんどないので、基本的には宿泊施設で夕食をとることになります。

斑尾高原スキー場基本情報

斑尾高原スキー場リフト券基本価格

券種大人シニア中学生小学生5才以下
一日券5,000円4,500円4,500円2,000円無料
4時間券4,000円3,500円3,500円1,500円無料

斑尾高原、タングラム共通券基本価格

券種大人シニア中学生小学生5才以下
一日券5,500円5,500円5,500円 3,500円 無料

ホームページ

http://www.madarao.jp/ski

TEL

0269-64-3214

住所

〒389-2257 長野県飯山市斑尾高原