スキー場のリフト券は基本的にはスキー場のリフト券カウンターで販売されています。一部ICカードをリフト券として使用しているスキー場ではデポジットとして500円が必要になることもあります。この場合、スキー場を出る際に券を返却すれば返金を受けることが出来ます。リフト券は時間単位の券や回数券等複数種類ありますので一般的な分類を以下に説明します。
営業時間内であれば、当日は何度でもリフトを利用できます。一般的な価格は4000円~5500円ですが一部6000円を超えるスキー場もあります。
長期間同じスキー場、もしくは共通リフト券が使用できるエリア内に滞在する場合に便利です。毎朝リフト券販売所に並ぶ必要がないことが大きなメリットです。毎日一日券を購入するより価格はお得に設定されています。
午前か午後のどちらかで何度でもリフトが利用できるリフト券です。一般的に午前券は営業開始から13時まで、午後券は12時から営業終了までという分け方が一般的です。価格が一日券の7~8割程度で、3000円~4500円が一般的です。一日券との差が数百円というスキー場もあります。午後にスキー場に到着する場合や、午後には帰路に就く場合、または半日はスキー以外の別のアクティビティを行う場合に便利です。
リフトに一度乗車するたびに回収される券です。ICチップのものであればポイントが減算されます。乗車するリフトによって必要ポイントは異なります。一定回数以上乗る場合は一日券がお得になる場合が多いです。
ナイター券営業のあるスキー場のみで販売されています。基本的に1日券ではナイターを滑ることは出来ません。相場は2000円~2500円程度です。2日券を購入すれば1日目のナイターは無料で利用できる場合が多いです。営業時間はスキー場により異なりますが、20時もしくが21時までのスキー場が一般的と言えるでしょう。
隣接するスキー場で、コースやシャトルバスで接続されている場合に、共通で利用できるリフト券です。一般的には単一のスキー場のリフト券価格よりは割高となっています。数日間同一エリアに滞在し、複数のスキー場を楽しみたいという方にはおすすめです。以下に、単一スキー場とエリア共通リフト券の価格比較例を記載します。
エリア | 単一スキー場 | 隣接スキー場共通 | エリア共通 | |||
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北海道 | ニセコヒラフ | 6,200円 | - | - | ニセコユナイテッド | 8,000円 |
ニセコビレッジ | 6,100円 | - | - | |||
志賀高原 | 焼額山 | 5,000円 | - | - | 志賀高原全山 | 5,500円 |
- | - | 志賀高原中央 | 4,900円 | |||
熊の湯 | 4,600円 | 熊の湯、横手山共通 | 5,000円 | |||
白馬 | 八方尾根 | 5,500円 | - | - | Hakuba Valley共通 | 6,100円 |
栂池高原 | 5,100円 | - | - | |||
コルチナ | 4,200円 | コルチナ、はくのり共通 | 5,000円 | |||
奥美濃 | ダイナランド | 4,600円 | 高鷲、ダイナ共通 | 4,900円 | TAKASU MOUNTAINS共通 | 5,400円 |
鷲ヶ岳 | 4,500円 | ワシトピア共通 | 4,900円 |
※上記価格は2019-20シーズン時点のもの
※上記価格は全て1日券
セブンイレブンやローソンに設置されているチケット発券端末(例:ローソンのLoppi)でスキー場のパック券を事前に購入することが出来ます。パック券は一般的にリフト1日券と1000円程度の食事券がセットになっているものが多いです。通常のリフト券に比べて500円~800円程度お得というのが相場です。コンビエンスストアで発券される券は引き換え券であり、再度スキー場のチケット売り場で並んでリフト券、食事券と引き換える必要があります。
スキー場のホームページに割引クーポンが掲載されている場合があります。カウンターで印刷したクーポンを見せることにより割引を受けることが出来ます。スマートフォンの画面提示で問題ないスキー場もあります。
多くの宿泊施設は近隣のスキー場と提携しており、通常のリフト券価格よりお得に購入することが出来ます。
10月から12月上旬に販売される、早期割引のリフト券です。スキー場のホームページや、スキーリフト券販売サイトで販売されます。スキー場にとっても早期に来場を見込めるスキーヤーへ販売出来るというメリットもあり、非常にお買い得な値段設定がなされています。1000円以上の大きな金額の値引きも見られます。上記1~3に比べてもとてもお買い得ではある一方で、予定していたスキー旅行が中止になった場合は基本的に払い戻しが出来ないのでリスクが伴います。