野沢温泉スキー場の名前の通り、スキー場の山麓には温泉街が広がっています。野沢温泉は日本を代表する、歴史ある有名な温泉街です。伝統的な日本の温泉街の雰囲気が残るノスタルジックな観光地としても人気です。他の地域と比べても地元の経営による旅館や飲食店が多い為、日本らしさ、野沢らしさがしっかりと残っています。この点は外国資本による開発が進む白馬やニセコとは異なる点です。もちろん、訪日外国人スキーヤーの増加に応じて、バーや洋風のレストラン等も増えている為、訪日外国人も大いに楽しめる街に進化しています。
1-2.和風モダンの雰囲気でリラックスできる「河一屋旅館」 3.野沢温泉指折りの高級旅館「さかや」 4.150年の歴史を持つ「住吉屋」
野沢温泉スキー場近隣は宿泊施設は充実していますが、日本のスキーリゾートらしい小規模な宿泊施設が多く大型のリゾートホテルは基本的にありません。その分アットホームな温泉旅館や宿、ペンションで温かいおもてなしを受けることが出来ます。多くの宿泊施設は温泉街にあり、温泉街からは遊ロードと呼ばれるスノーエスカレーターか新湯ペアリフト、もしくはエリア内を巡回しているシャトルバスでスキー場にアクセスすることが出来ます。スキーイン、スキーアウトが出来る宿泊施設は限られています。パウダー愛好家でいち早く長坂ゴンドラの運行開始前に並びたいという方は長坂ゴンドラ付近の宿での宿泊をおすすめします。
1.温泉街の中心地にあり野沢温泉のシンボルとも言える「大湯」 2. 外湯の内部。外湯は高温であることが多いので注意要(写真は中尾の湯) 3.「大湯」から少し下がった所にある「河原湯」
野沢温泉には「外湯」と呼ばれる天然温泉100%かけ流しの共同浴場が13ヵ所点在しており、それらは徒歩圏内であり全てに入浴することが出来ます。基本的には無料で利用できますが、入り口に賽銭箱が置いてありますので、少しの志を賽銭箱に入れていくのが暗黙のルールとなっています。外湯には洗い場はないので、まずは自分の宿泊する旅館等で一度入浴を済ませてから行くようにしましょう。外湯の熱さは想像以上ですので、多少の覚悟が必要になります。
野沢温泉の観光スポットとして立ち寄りたいのは麻釜です。温泉といっても温度は90度近く、人が入浴することは出来ません。野沢温泉の村民のみが利用できる施設で、彼らは野菜を湯掻いたり、温泉卵を作ったりしています。温泉が高温であり村民以外は立ち入り禁止ですので、柵の外から眺めましょう。
近年の外国人スキーヤーの増加を受けて、居酒屋やラーメン店だけでなく、カフェやバー、ステーキハウスなどが続々とオープンしています。日本の情緒と欧米の雰囲気が入り混じる独特な光景を楽しむことが出来ます。飲食店やバーが充実することで野沢温泉街の魅力は更に増していると言えるでしょう。
1.本格的なカクテルが楽しめるバー「Heaven」 2.サッカー放映も楽しめるスポーツバー「Foot 」 3.日本酒や国産ウィスキーも楽しめる「狸 tanuki bar」 4.ステーキハウス 「The Corner」
野沢菜ケバブも楽しめる「Kebab Hause」
1.ちゃんこ鍋屋「すもう鍋」と手打ちそばを楽しめる「庄平そば」 2.焼き鳥屋「ととりな 」 3. ラーメンと中華料理の「王龍飯店」 4.新鮮な寿司を楽しめる「浜長寿司」
セブンイレブンやローソンといった大手チェーンのコンビエンスは温泉街にはありません。久保田屋酒店という酒店がヤマザキショップを併設しており、お弁当、パン、スナック、お酒、その他飲料等を購入することが出来ます。大手チェーンのようにATMはありません。営業時間は22時までです。クレジットカードは使用できます。
大手のドラッグストアはありません。小規模な薬局はありますので風邪薬や頭痛薬の様な基本的な薬は購入することが出来ます。
大規模なスーパーではありませんが、フレッシュストアーレインボウというスーパーがあります。野沢温泉街の中心地とも言えるバスターミナルからは1km、徒歩約17分の距離であり、温泉街の中心地から徒歩でアクセスるのは多少困難です。
白馬の様に、パタゴニアやノースフェイスの旗艦店のような大型店はありません。小規模な個人経営のスポーツショップが数点あり、スキー用品等を扱っています。
野沢温泉中央バスターミナル向かいのシュナイダー広場に八十二銀行のATMがあります。海外のカードも利用可能なATMです。利用可能時間は平日が8:45~21:00、土日休日が9:00~19:00なので注意が必要です。