ダイナランドは岐阜県奥美濃(郡上)エリアで最大級の規模を誇り、20の多彩なコースと、早朝・ナイター営業による長時間営業が魅力のスキー場です。隣接する高鷲スノーパークとコースで接続されており、リフト券は共通となっているため両方のスキー場を楽しむことが出来ます。2つのスキー場を合わせれば総面積180ha、全32コース、総滑走距離43kmの西日本最大級のスキー場となります。
初級コースから上級コースまでバランスよくレイアウトされているスキー場で、特に中級者向けのコースが充実しています。ダウンヒルコース(全長2500、最大24°、平均15°)やスカイラインコース(全長2400、最大28°、平均17°)では快適なロングクルージングを楽しむことが出来ます。スキー場マップの赤線の左側がダイナランド、右側が高鷲スノーパークです。
ダウンヒルコースはナイターコースにもなりますが、2500m級の中級ロングコースを楽しめるナイターコースは日本最大規模です。志賀高原や白馬といった超有名スキーエリアにも1000mを超えるナイターコースはほとんどありません。ナイターは毎日23時まで、週末は朝6時からの早朝営業をしており、最長の営業時間は1日17時間となります。ダイナランドのナイター、早朝営業はダイナランドの大きな魅力です。近年暖冬による雪不足が問題となっていますが、ダイナランドはダウンヒルコースを中心に人工降雪機を配備している為、シーズン初めの12月、1月上旬でも問題なく滑走を楽しめます。
近年、ツリーランエリアも拡充しており、2019‐20シーズンでは5か所のツリーランエリアをオープンさせています。キッズ、ファミリー向けの設備、サービスも充実しており、室内の遊び場や、子連れファミリーが安心して食事を楽しめるレストランが併設されている、キッズパークBaboonも大きな魅力の一つです。キッズパークにはもちろんムービングベルトやキッズ専用ゾーンが用意されています。
初級 40% |
中級 32% |
上級 28% |
非圧 20% |
圧雪 70% |
コブ 10% |
コース数 | 20 |
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総面積 | 80ha |
最長滑走距離 | 3,200m |
標高 | 1430-983m |
営業期間 | 12/15~3/24(2019) |
5 | |||
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0 | 0 | 3 | |
Others | |||
0 | 2 | 0 | 0 |
1.ダウンヒルコース上部 2.整備の行き届いているダウンヒルコース 3.スカイラインBコース
ダイナランドの一番人気のコースと言えば、2500mのロングクルージングが楽しめるダウンヒルコースです。コース上部はややきつめの斜度から始まり、コース以降は快適な中斜面が続きます。コース幅も十分に広いため、朝やナイター営業時の人が少ない時間はハイスピードなロングターンを存分に楽しめます。標高差402mを一気に滑り降りる爽快感も素晴らしく、岐阜郡上エリアでも一番おすすめのコースと言えるでしょう。クワッドリフトαライナーを活用し効率よく、繰り返して滑ることも出来ます。ダウンヒルコールは早朝営業からナイター営業まで楽しめます。
中・上級者向けコースが集中するエリアにかかるクワッドリフトβライナーを活用して楽しめる中級者コースです。スキーのGS競技のコースとしても使用される、高速ターンに最適なコースです。コース上部はワイドで開放的な斜面に始まり、中盤以降斜度がきつめになり、コース幅も狭くなるため一定の技術が必要です(中級コースとなっていますが、上級コースに近い斜度です)。
1.パラダイスツリーラン 2.チャレンジツリーラン 3.ラビットツリーラン
ダイナランドの中で難易度が一番低いツリーランエリアで、初級コースのパラダイスAコースからエントリー出来ます。斜度も急ではないので、木々の間を抜けていくスリルと爽快感といったツリーランの醍醐味を中級レベルでも感じることが出来るエリアです。
スキー場中腹のラビットコースから進入できるエリア。利用者がそれほど多くなく、良質な雪が残っていることが多い。
「ダイナで最も難しいコース」と言われているエキスパート限定のコース。「スキー場最上部にある、全長600m、最大斜度35度のツリーランエリア」というスペックを聞くだけでパウダー愛好家たちは興奮せざるを得ません。積雪が十分に確保できる日しか解放されない為、幻のコースとも言われています。
スキー場中腹に位置するツリーランエリアです。以前は「馬の背コース」として開放されていたコースをツリーランエリアとして復活させたものです。パラダイスAコースからエントリー出来ます。
「乙女コース」からエントリーできる、2019‐20シーズンに新しくオープンしたツリーランエリアです。名前は優しい感じですが、上級者対象のツリーランエリアです。
スキー場のマップ上は非圧雪コースは多くありませんが、降雪後はチャレンジBコース、チャレンジCコース、スカイラインAコース、神中Bコースといった上級コースの多くの部分が非圧雪として残される為、十分に深雪パウダーを楽しむことが出来ます。特にチャレンジBは最大斜度38°の急斜面であり、深雪での浮力を得るだけの十分なスピードを得ることが出来る為、スプレーを上げるダイナミックなターンを楽しめます。スカイラインAコースは中盤以降、ワイドな斜面が広がり、快適なパウダークルージングを満喫できます。パラダイスBコース等の中級コースでも一部非圧雪部分が残されるので中級レベルでも深雪パウダーを楽しむことが出来ます。
1.からまつゲレンデ 2.第6ゲレンデ 3.乙女ゲレンデ 4.パラダイスAコース
スキー場下部に位置するワイドな初級者向けコースで、ビギナーリフトを活用して繰り返して滑ることが出来ます。ビギナーリフト専用の1日券が800円で販売されている点は非常にありがたいです。(そりゲレンデの利用はできません)
から松ゲレンデに隣接する初級向けコース。こちらもワイドが緩斜面で初級者の練習にぴったりです。
から松ゲレンデ、第6ゲレンデはセンターハウスから離れており、これらの初級者向けゲレンデに行く際は、スキー場中腹まで行くクワッドリフトαライナーに乗車する必要があります。神中Aコースを通り、から松ゲレンデにアクセスしますが、このコースは幅が狭い為、初級者であってもある程度の滑走に慣れているレベルでないと簡単には滑れません。初心者にはおすすめできません。キッズパークBaboonの目の前にある為、Baboon行きのシャトルバスに乗車して、ビギナーリフトまで行く方が無難です。乙女ゲレンデ、第1ゲレンデ、パラダイスAコースも初級向けとなっていますが、スキーであればプルークボーゲンでスピードをコントロールできるようになってから行くことをおすすめします。
1.Baboon屋内エリア見取り図 2.屋内遊具エリア「Play Baboon」 3.保育士の常駐する託児所
ファミリー向けの複合アクティビティ施設「Baboon( バブーン)」があります。そり遊びや、ムービングベルトが完備されたキッズパーク「Snow Baboon」に加えて、屋内遊具エリアの「Play Baboon」や家族向けレストラン、授乳室等が入ったファミリー向けに特化されたスキーハウスが用意されています。
屋外のキッズパークはネットで仕切られた専用の緩斜面となっており、更にその中はスキー、スノボ練習ゾーン、そりゾーン、雪遊びゾーン等に分けられています。7種のヘンテコソリをレンタルし放題の「そりバイキング」も楽しめます(そりのレンタル料はBaboon入場上に含まれています)。Baboonエリアの入場料は1000円/1日で、室内、室外とも遊べぶことが出来ます。大人は通常の1日券を持っていればPlayBaboon以外は入場可能です。専任の保育士が常駐する託児所も用意されています。予約制で人数制限もあるので、早めの予約がおすすめです。
自家用車で移動する場合は高速道路を使用して名古屋(豊田JCT)から1時間50分、大阪(吹田IC)から3時間の距離です。奥美濃(郡上)付近にて鉄道の駅はありませんので、各主要都市からの移動はバスや日帰りツアーバスの使用が一般的です。
名古屋駅から高山、白川郷方面へ向かう高速バスを活用できます。スキー場直行のバスではありませんが、高速バスであり、スキー場近隣の高速道路のひるがの高原サービスエリアが停車駅となっています。バスの運行会社は岐阜バス、VIPライナーの2社です。岐阜バスは名古屋駅名鉄バスセンター3階より出発しひるがのSAまで約1時間40分、VIPライナーは名古屋VIPラウンジ(名古屋駅より徒歩5分)より出発し2時間20分です。ひるがのSAからは無料のタカススノーシャトル(大日岳LINEルート)を利用し、ダイナランドまでは約60分です。例として8時20分発名鉄バスセンター発の岐阜バスに乗車すれば、ひるがのSAに10:02に到着します。その後、ひるがの高原SA10:25発のタカススノーシャトルに乗車し、11:05にダイナランドに到着します(2019-20シーズン時刻表の場合)。
名古屋、大阪、京都からはリフト券がセットになったお得な日帰りスキーバスツアーが運行されています。以下に幾つかのツアー例を掲載します。
都市 | ツアー名(運行会社) | 集合場所 | 集合/帰着時間 | 金額(リフト券込) |
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名古屋 | トライパルツアー(三重交通) | JR名古屋駅広小路バス乗り場 | 7:40/19:40 | 5,300~8,900円 |
大阪 | クイックライナー(RADO観光) | JR新大阪正面口1F | 6:45/22:00 | 5,300~8,900円 |
京都 | JR京都駅八条口アパシティ前 | n.a. | 5,300~8,900円 |
ダイナランドスキー場の敷地内にスキー場直営のホテル「ヴィラモンサン」があります。スキー場直結でなく、徒歩5分程度かかりますが、ゲレンデまでのシャトルバスが随時運行しているのでとても便利です。食事も美味しいと評判です。ヴィラモンサンに宿泊すれば、ダイナランド名物のナイタースキー「ヨルダイナ」も気軽に楽しむことが出来ます。近隣の民宿やペンションもありますが、基本的にスキー場まで徒歩圏内ではありません。一部タカススノーシャトルバス停近くの宿泊施設もあります。
券種 | 大人 | シニア※1 | 子供※2 | 利用可能時間 |
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一日券 | 4,900円 | 4,000円 | 2,100円 | 平日8:00~16:30 土日祝日6:00~16:30 |
午後券 | 3,700円 | -円 | -円 | 12:00-16:30 |
※1:週末価格、平日は3,300円
※2:4歳以上、中学生以下
券種 | 大人 | シニア | 子供※1 | 利用可能時間 |
---|---|---|---|---|
一日券 | 4,600円 | -円 | -円 | 平日8:00~16:30 土日祝日6:00~16:30 |
7時間券※2 |
4,400円 | -円 | -円 | 6:00-16:30 |
午後&ナイター券 |
4,200円 | -円 | 1,600円 | 12:00-23:00 |
ナイター券 |
2,700円 | -円 | 1,100円 | 18:00-23:00 |
レイトナイター券 |
1,500円 | -円 | 900円 | 21:00-23:00 |
※1:4歳以上、中学生以下
※2:土日祝日のみ販売
0575-72-6636
〒501-5305 岐阜県郡上市高鷲町西洞3035-2