志賀高原(長野県) | 焼額山スキー場

焼額山スキー場は志賀高原内18のスキー場の中で最大の規模を誇り、標高1550mから2009mの間にかけられた2本のゴンドラの機動力と、充実したロングコースが魅力のスキー場です。志賀高原の中でも隣接する奥志賀高原スキー場と共に最奥部に位置し、標高も高い為、上質のパウダースノーを楽しむことが出来ます。それらに加えて、山頂からの眺望や、樹林を活かした美しいコースも多くのスキーヤーを魅了し、焼額山スキー場は志賀高原で最も人気の高いスキー場の一つに数えられています。スキー場のベースには3つのプリンスホテルがあり、宿泊施設としてだけでなく、スキー場のセンターハウスとしての役割も担っています。3つのプリンスホテルはハイレベルな施設に加えて、スキーインスキーアウトが楽しめる為、優雅なスキーリゾート滞在を楽しむことが出来ます。

スキー場ベースの中央部であるプリンスホテル南館の隣からは第2ゴンドラが、スキー場ベース部右側にあたるプリンスホテル東館の隣からは第1ゴンドラがかけらています。第2ゴンドラは標高2009m地点、第1ゴンドラは標高2000m地点が山頂駅となっており、どちらのゴンドラからもほぼ全てのコースへ滑り込むことが出来ます。

ロングクルージングを楽しむコースとしてはジャイアントスラロームコース（全長2400m、最大25度、平均11度）、パノラマコース（全長2500m、最大21度、平均10度）の人気が高く、どちらも中級レベル以上であれば問題なく滑れるコースです。降雪後にパウダー深雪が楽しめるコースとしてはオリンピックコース（全長650m、最大30度、平均21度）、スーパージャイアントスラロームコース（全長2350m、最大27度、平均10度）等が挙げられます。第2ゴンドラ山頂駅から、もしくはジャイアントスラロームコース中間部から奥志賀高原へアクセス出来ます。プリンスホテル西館のあるスキー場左側は一ノ瀬山の神スキー場に隣接しており、一ノ瀬山の神第2ペアリフトで一ノ瀬方面にアクセスすることも出来ます。

ジャイントスラロームコース（全長2400m、最大25度、平均11度）は焼額山スキー場の中でも一番有名で、人気のあるコースです。ワイドな中斜面が続く全長2400ｍのロングコースで、適度な斜面変化や左右へのカーブがあり中上級者を飽きさせません。朝一番の圧雪したてのジャイアントスラロームコースを一気に高速カービングターンで滑り切るのは非常に爽快です。名前は「ジャイアントスラローム」であり、競技スキーのGSに使用されるコースですが、競技コースとしては難易度が高くなく、コースもワイドで開放感がある為、中級者でも問題なく滑ることも出来ます。

オリンピックコース（全長650m、最大30度、平均21度）は1998年長野オリンピックで男女スラロームのコースとして使用されました。ワイドな急斜面が魅力で、上級スキーヤーにては高速カービングロングターンやショートターンの腕の見せ所となるコースです。上級コースの設定ではありますが、基本的に毎日圧雪がされるコースであり、コブが発生する前の午前中であれば中級者にもチャレンジできるレベルのコースです。また、圧雪は前日の夜に行われる為、夜に降雪があった際の朝一番はパウダースプレーを舞い上げながら滑ることが出来る深雪コースに変わります。

パノラマコースコース（全長2500m、最大21度、平均10度）は第2ゴンドラ山頂駅起点にコース下部まで続く中級者向けのロングコースです。ジャイアントスラロームコースより斜度が緩いので中級者が無理なく安心して快適に滑れるコースです。名前の通り目の前には美しい北アルプスの山々と、志賀高原一ノ瀬方面のパノラマビューを楽しみながら滑ることが出来ます。

白樺コース（全長1100m、最大23度、平均11度）はパノラマコースから中腹で分岐するコースで、美しい白樺に囲まれた林間コースです。林間コースといっても幅が広くとても快適です。白樺の雪景色は非常に美しく「美しい自然を楽しみながら滑れる志賀高原らしいコース」と言えるでしょう。特にコース幅が広くなるコース下部の雰囲気が素晴らしいです。

サウスコース（全長960m、最大17度、平均9度）は山頂からのパノラマコースとビギナーコースから続く初級コースです。プリンスホテル西館に向かって滑る気持ちの良い林間コースです。初級コースといってもコーススタート地点の斜度は中級レベルに近いので、スキーが初めてという初心者にはおすすめできないコースです。プルークが出来る初級者であれば問題なく滑れるでしょう。ゴンドラに乗らなくてもプリンスホテル西館隣の第2高速リフト（4人乗り）を利用し繰り返し滑ることが出来ます。